Main Content

fspl

説明

L = fspl(R,lambda) は、自由空間パス損失をデシベル単位で返します。これは、R メートルの距離を伝播する波長 lambda の波形に対するものです。L の最小値はゼロであり、これはパス損失がないことを示します。

すべて折りたたむ

10 km の距離を伝播する 10 GHz レーダー信号の自由空間パス損失 (dB 単位) を計算します。

fc = 10.0e9;
lambda = physconst('LightSpeed')/fc;
R = 10e3;
L = fspl(R,lambda)
L = 132.4478

入力引数

すべて折りたたむ

単位はメートルです。

波長の単位はメートルです。

出力引数

すべて折りたたむ

lambda がスカラーの場合、L の次元は、R と同じになります。

詳細

すべて折りたたむ

自由空間パス損失

自由空間パス損失 L (デシベル単位) は、次のように求めます。

L=20log10(4πRλ)

この式では、ターゲットが送信素子またはアレイの遠方界に存在することを想定しています。近傍界では、自由空間のパス損失式は有効ではなく、0 dB よりも小さい結果となり、信号ゲインと等価になる可能性があります。そのため、範囲値 R ≤ λ/4π について損失は 0 dB に設定されます。

参照

[1] Proakis, J. Digital Communications. New York: McGraw-Hill, 2001.

拡張機能

バージョン履歴

R2017b で導入

参考

| |