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doppler.rounded

ラウンド型ドップラー スペクトル オブジェクトの構築

構文

dop = doppler.rounded
dop = doppler.rounded(coeffrounded)

説明

関数 doppler.rounded は、関数 rayleighchan または ricianchan で作成されたチャネル オブジェクトの DopplerSpectrum プロパティに対して使用するラウンド型ドップラー スペクトル オブジェクトを作成します。

dop = doppler.rounded は、既定の多項式係数 a0=1a2=1.72a4=0.785 をもつラウンド型ドップラー スペクトル オブジェクトを作成します (これらの係数の意味については、「理論と応用」を参照してください)。最大ドップラー シフト fd (Hz 単位) は、チャネル オブジェクトの MaxDopplerShift プロパティによって指定されます。

dop = doppler.rounded(coeffrounded) (coeffrounded は 3 つの有限実数の行ベクトル) は、それぞれ coeffrounded(1)coeffrounded(2)、および coeffrounded(3) によって与えられる多項式係数 a0, a2, a4 をもつラウンド型ドップラー スペクトル オブジェクトを作成します。

プロパティ

ラウンド型ドップラー スペクトル オブジェクトは、以下のプロパティを含みます。

プロパティ説明
SpectrumType固定値、'Rounded'
CoeffRounded3 つの多項式係数のベクトル (有限実数)

理論と応用

ラウンド型スペクトルは、2.5 GHz の固定無線チャネルの散布成分の測定されたドップラー スペクトルに対する近似として提案されました ([1] より)。ただし、スペクトルの形状は中心搬送周波数の影響を受けます。

正規化されたラウンド型ドップラー スペクトルは、4 次の f 多項式によって解析的に与えられます。ここで、f の偶数乗だけが保持されます。

S(f)=Cr[a0+a2(ffd)2+a4(ffd)4]|f|fd

ここで、

Cr=12fd[a0+a23+a45]

fd は最大ドップラー シフトで、a0, a2, a4 は有限の実係数です。IEEE 802.16 ([1] より) の固定無線チャネル モデルが使用するパラメーターには、a0=1a2=1.72a4=0.785 の 3 つがあります。チャネルは固定見通し内 (LOS) 成分をもつライス フェージングとしてモデルが作成されるので、ディラック デルタも f=0 のドップラー スペクトルを表します。

以下のコードは、fd=10 の最大ドップラー シフトをもつライス チャネル オブジェクトを作成します。次に、多項式係数 a0=1.0a2=0.5a4=1.5 をもつラウンド型ドップラー スペクトル オブジェクトを作成して、チャネル オブジェクトの DopplerSpectrum プロパティに割り当てます。

chan = ricianchan(1/1000,10,1);
dop_rounded = doppler.rounded([1.0 -0.5 1.5]);
chan.DopplerSpectrum = dop_rounded;

参考文献

[1] IEEE 802.16 Broadband Wireless Access Working Group, “Channel models for fixed wireless applications,” IEEE 802.16a-03/01, 2003-06-27.

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