comm.MultiplexedDeinterleaver
遅延指定のあるシフト レジスタを使ってシンボルをデインターリーブする
説明
comm.MultiplexedDeinterleaver
System object™ は、それぞれ独自に遅延を指定した一連のシフト レジスタを使用して、入力シーケンスのシンボルをデインターリーブします。このデインターリーバーは、N シフト レジスタを使用します。ここで N は、Delay プロパティで指定されたベクトルの要素の数です。新しい入力シンボルがデインターリーバーに入力されると、System object はコミュテーターを新しいレジスタに切り替え、そのレジスタの最も古いシンボルをシフト アウトして新しいシンボルをシフト インします。コミュテーターが N 番目のレジスタに到達し、次の新しい入力が発生すると、System object は最初のレジスタに戻ります。comm.MultiplexedInterleaver
System object に関連づけられた多重デインターリーバーには、インターリーバーと同じ数のレジスタがあります。デインターリーバーの特定のレジスタで遅延がどれだけ発生するかは、インターリーバーの最大遅延と特定のレジスタのインターリーバー遅延との差に依存しています。詳細については、インターリーブを参照してください。
入力シーケンスのシンボルをデインターリーブするには、以下の手順に従います。
comm.MultiplexedDeinterleaver
オブジェクトを作成し、そのプロパティを設定します。関数と同様に、引数を指定してオブジェクトを呼び出します。
System object の機能の詳細については、System object とはを参照してください。
作成
構文
プロパティ
使用法
説明
は、Delay プロパティで指定された遅延をもつ一連のシフト レジスタを使用して、シンボルの入力シーケンス deintrlvseq
= muxdeinterleaver(intrlvseq
)deintrlvseq
をデインターリーブします。System object は、デインターリーブしたシーケンス deintrlvseq
を返します。
入力引数
出力引数
オブジェクト関数
オブジェクト関数を使用するには、System object を最初の入力引数として指定します。たとえば、obj
という名前の System object のシステム リソースを解放するには、次の構文を使用します。
release(obj)
例
参照
[1] Heegard, Chris and Stephen B. Wicker. Turbo Coding. Boston: Kluwer Academic Publishers, 1999.
拡張機能
バージョン履歴
R2012a で導入