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cma

定包絡線基準アルゴリズム (CMA) オブジェクトの構築

構文

alg = cma(stepsize)
alg = cma(stepsize,leakagefactor)

説明

関数 cma はイコライザー オブジェクトを作成するために、関数 lineareq または関数 dfe で使用できる適応アルゴリズム オブジェクトを作成します。次に、関数 equalize でイコライザー オブジェクトを使用して信号をイコライズすることができます。信号のイコライズ プロセスの詳細は、「適応アルゴリズム」を参照してください。

    メモ:   関数 lineareq または dfe を使用して CMA イコライザー オブジェクトを作成した後に、イコライザー オブジェクトの Weights プロパティを非ゼロのベクトルで初期化します。通常、CMA は差動変調で使用します。それ以外の場合は、初期重みが非常に重要です。初期重みの典型的なベクトルは、センター タップに対応する 1 とそれ以外に対応する 0 をもちます。

alg = cma(stepsize) は、CMA (Constant Modulus Algorithm) に基づくステップ サイズ stepsize の適応アルゴリズム オブジェクトを構築します。

alg = cma(stepsize,leakagefactor) は、CMA アルゴリズムの漏れ係数を設定します。leakagefactor は、0 ~ 1 の間の値でなければなりません。値 1 は従来型の重み更新アルゴリズムに対応し、値 0 は無記憶更新アルゴリズムに対応します。

プロパティ

次の表は、CMA 適応アルゴリズム オブジェクトのプロパティをまとめています。適応アルゴリズム オブジェクトの値の表示または変更方法の詳細は、「適応アルゴリズムのプロパティへのアクセス」を参照してください。

プロパティ説明
AlgType固定値、'Constant Modulus'
StepSizeCMA ステップ サイズ パラメーター、非負の実数
LeakageFactorCMA 漏れ係数、0 ~ 1 の実数

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CMA を使用した線形イコライザーの作成

次の例では、定包絡線基準アルゴリズム (CMA) を使用して適応イコライザー オブジェクトを作成する方法を示します。

イコライザーの重みの数とステップ サイズを設定します。

nWeights = 1;
stepSize = 0.1;

関数 cma を使用して適用アルゴリズム オブジェクトを作成します。

alg = cma(stepSize);

アルゴリズム オブジェクトを使用して、線形イコライザーを作成します。

eqObj = lineareq(nWeights,alg)
 
eqObj =
 
                  EqType: 'Linear Equalizer'
                 AlgType: 'Constant Modulus'
                nWeights: 1
             nSampPerSym: 1
                SigConst: [-1 1]
                StepSize: 0.1000
           LeakageFactor: 1
                 Weights: 0
            WeightInputs: 0
    ResetBeforeFiltering: 1
     NumSamplesProcessed: 0

詳細

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アルゴリズム

「イコライザー構造体」で示す図に関して、w をすべての重み wi のベクトルとして定義し、u をすべての入力 ui のベクトルとして定義します。現在の重み集合 w に基づき、この適応アルゴリズムは次の式で新しい重み集合を作成します。

(LeakageFactor) w + (StepSize) u*e

ここで * 演算子は複素共役を意味します。

参考文献

[1] Haykin, Simon, Adaptive Filter Theory, Third Ed., Upper Saddle River, NJ, Prentice-Hall, 1996.

[2] Johnson, Richard C., Jr., Philip Schniter, Thomas. J. Endres, et al., “Blind Equalization Using the Constant Modulus Criterion: A Review,” Proceedings of the IEEE, Vol. 86, October 1998, pp. 1927–1950.

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