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berconfint

モンテ カルロ シミュレーションの誤り確率推定値および信頼区間

説明

[errprobest,interval] = berconfint(nerrs,ntrials) は、ntrials 回の試行で nerrs 個の誤りが発生するモンテ カルロ シミュレーションについて、誤り確率推定値と 95% 信頼区間を返します。

[errprobest,interval] = berconfint(nerrs,ntrials,level) は信頼度を指定します。

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106 回の試行で 100 個のビット誤りとなった通信システムのシミュレーションでの信頼区間を計算します。このシミュレーションのビット エラー レート (BER) は 10-4 です。

このシステムの BER の 90% 信頼区間を計算します。出力には、90% 信頼度でのシステムの BER が 0.0000841 ~ 0.0001181 であることが示されています。

nerrs = 100;    % Number of bit errors in simulation
ntrials = 10^6; % Number of trials in simulation
level = 0.90;   % Confidence level
[ber,interval] = berconfint(nerrs,ntrials,level)
ber = 1.0000e-04
interval = 1×2
10-3 ×

    0.0841    0.1181

関数berconfintの出力を使用して BER プロット上に誤差範囲をプロットする例については、エラー レート プロットでの曲線近似の使用を参照してください。

入力引数

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モンテ カルロ シミュレーション結果での誤り数。スカラーとして指定します。

データ型: single | double

モンテ カルロ シミュレーション結果での試行回数。スカラーとして指定します。

データ型: single | double

モンテ カルロ シミュレーションの信頼度。範囲 [0, 1] のスカラーとして指定します。

データ型: single | double

出力引数

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モンテ カルロ シミュレーションの誤り確率推定値。スカラー値として返されます。

  • エラー数と試行回数がビット単位で測定される場合、誤り確率はビット エラー レート (BER) です。

  • エラー数と試行回数がシンボル単位で測定される場合、誤り確率はシンボル エラー レート (SER) です。

モンテ カルロ シミュレーションの信頼区間。入力 level で指定された信頼度に対する信頼区間のエンドポイントをリストする、2 要素の列ベクトルとして返されます。

参照

[1] Jeruchim, Michel C., Philip Balaban, and K. Sam Shanmugan. Simulation of Communication Systems. Second Edition. New York: Kluwer Academic/Plenum, 2000.

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

アプリ

関数