ドキュメンテーション

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Align Signals

2 つの信号間の遅延を検索することで信号を整列する

ライブラリ

Utility Blocks

説明

Align Signals ブロックは、2 つの信号間の遅延を検索することで信号を整列します。これは、ビット誤り率を判断するために送受信される信号を比較しようとしていて、受信した信号の遅延を知らないときに便利です。このブロックは、列ベクトルまたは最大入力信号を受け入れます。行列入力の場合、ブロックは各チャネルを独立して整列します。

s1 入力端子は元の信号を受信し、s2 入力端子は遅延した信号を受信します。2 つの入力信号は、同じ次元とサンプル時間でなければなりません。ブロックは 2 つの信号間の遅延を計算して、次のことを行います。

  • 最初の信号 s1 を計算した値まで遅らせ、それを s1 del というラベルの端子経由で出力します。

  • 2 番目の信号 s2 を、s2 というラベルの端子を経て変更することなく出力します。

  • delay というラベルの端子経由で遅延値を出力します。

信号遅延の詳細は、Communications System Toolbox™ オンライン ドキュメンテーションの「遅延」を参照してください。

このブロックの [Correlation window length] パラメーターで、ブロックが相互相関の計算に使用する信号のサンプル数を指定します。遅延出力は、[Correlation window length] よりも小さい非負整数です。

[Correlation window length] が増えるにつれて、計算された遅延の信頼性も向上します。ただし、遅延計算の処理時間も増えます。

Align Signals ブロックが指定のサンプル数について同じ遅延値を計算した後に、Align Signals ブロックに対して遅延の更新を停止させることができます。これは、[Disable recurring updates] を選択し、[Number of constant delay outputs to disable updates] フィールドに正の整数を入力して行います。たとえば、[Number of constant delay outputs to disable updates]20 に設定した場合、ブロックは同じ値を 20 回連続して計算した後、遅延の再計算と更新を停止します。更新の繰り返しを無効にすると、目標の定常遅延に達した後、シミュレーションの実行が高速化されます。

ブロックを効率的に使用するためのヒント

  • [Correlation window length] パラメーターを十分に大きく設定することによって、計算された遅延は最終的に定数値で安定します。計算された遅延が一定でない場合は、[Correlation window length] を増やしてください。[Correlation window length] を増やした値がシミュレーション時間を超える場合は、それに応じて、シミュレーション時間も延ばしてください。

  • 2 つの信号の間の相互相関が広範囲である場合、[Correlation window length] は予想された遅延よりも大きくすべきであり、そうしないと、アルゴリズムが誤った値で安定する可能性があります。たとえば、CPM 信号が広範囲の自己相関の場合、この遅延した信号には広範囲の相互相関があります。この場合、[Correlation window length] 値を予想される遅延値よりも大幅に大きくしてください。

  • ブロックが [Correlation window length] の 75% よりも大きな遅延を計算する場合、信号 s1 は信号 s2 に対して遅れる可能性があります。この場合、信号線を 2 つの入力端子につながるように切り替えてください。

  • Align Signals ブロックを Error Rate Calculation ブロックとともに使用する場合、Align Signals ブロックが遅延を補正するので、Error Rate Calculation ブロックの [Receive delay] パラメーターを 0 に設定してください。また、いずれかの信号を遅らせることによって正確な量で安定させるために Align Signals ブロックが非ゼロの時間をとる可能性を考慮に入れて、Error Rate Calculation ブロックの [Computation delay] パラメーターを非ゼロの値に設定しようとする場合もあります。

Align Signals ブロックを Error Rate Calculation ブロックとともに使用する例については、『Communications System Toolbox ユーザー ガイド』の「遅延」の節を参照してください。

相関ウィンドウ長を正しく設定する方法を示す例については、Find Delay ブロックのリファレンス ページにある、「相関ウィンドウの長さの設定」を参照してください。

ダイアログ ボックス

Correlation window length

ブロックが 2 つの信号の相互相関を計算するために使用するサンプルの数。

Disable recurring updates

このオプションを選択すると、ブロックが指定のサンプル数について同じ遅延値を計算した後に、ブロックに遅延の更新を停止させることができます。

Number of constant delay outputs to disable updates

更新を停止するまで、ブロックが同じ遅延を計算しなければならない回数を指定する正の整数。このフィールドは、[Disable recurring updates] を選択した場合にのみ表示されます。

アルゴリズム

Align Signals ブロックは、1 番目の信号と時間シフトされた 2 番目の信号の相互相関を計算した後に、相互相関が最大となるところのインデックスを見つけることで、その遅延を検出します。

R2012a で導入

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